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こころの相談室

人格障害


人間は様々な思想や行動と言った個人差があり、何を持って正常と異常なのかを判別するのは困難な時代となっていると思います。

人格障害は、性格と判断されやすく、ご自身でも障害であることを自覚しないことが多いと思います。
また、他人からも性格ととらえられ、人間関係が困難になることが多いと思います。
また、人格障害の治療は、本人自体自覚がなく治療支援が出来ない、または積極的な治療参加が期待できないため、治療支援は困難であることが多いと思います。

人格障害では、世界基準であるDSM-IV-TRでにて、10種類の人格障害を、3つのカテゴリに分け規定しています。

○クラスターA群
風変わりで自閉的で妄想を持ちやすく奇異で閉じこもりがちな性質を持つ


妄想性人格障害

基本的な特徴は「猜疑心」と「敏感性」の2つです。
そしてこれらに伴うものとして、「不信」「論争好き」「頑固」「自負心」が挙げられます。

危害を加えられたり、だまされたり利用されているといった疑惑を持つことがとても多い。
友人や仲間の信頼や友情、愛情について根拠なく疑う
他者の害のない行動から悪い憶測をし、不正に感じ恨みに思う。
性格などを攻撃されたと感じ怒りの感情を起こす。
配偶者や性的パートナーの信頼を根拠なく疑う。

統合失調質人格障害

特徴は自閉的で孤独ではたから見ると、感情があるのかないのかわからないタイプです。
本人は苦しんでおらず自覚がない事が多いです。
人と親密になることを嫌う。
孤独を何よりも優先するセックスにほとんど興味を示さず、快楽も感じない
まわりからの賞賛や批判に興味がない、感情が平たんで孤立している。

統合失調型人格障害

統合失調症と診断するにはためらわれるが、神経症では収まりきらない精神症状のある方を言います。
その中でも、感情の不安定さを主な症状とする境界性人格障害と精神分裂型の失調症性人格障害に分けられています。
つまりより統合失調症に近い症状がでます。
独特の信念や魔術的思考がある。
普通でない感覚の体験をしている。
独特な言語パターンがある。
極端な疑り深さや妄想がある情動が不適切である。
行動や外見が奇異である。
親密な友人がいない、周囲の他者に対して極端な不快感や不安を示す


○クラスターB群
感情の混乱が激しく演技的で情緒的なのが特徴的。ストレスに対して脆弱で、他人を巻き込む事が多い。
 

反社会性人格障害

違法行為を繰り返す。人をだます、嘘をつく、衝動的である。
自分もしくは他人の安全性を顧みないむこうみずである。
仕事が続かず、経済的義務を果たさず無責任である。
良心がなく、半数以上が法的収監されています。
15歳以前に行為障害があり18歳に達していることが条件となる。


境界性人格障害

人格障害で神経症と分裂病の境界を表します。ボーダーと表現されています。
見捨てられることを避けようとなりふり構わない努力をします。
理想化とこきおろしの両極端を揺れ動く不安定で激しい人間関係になります。
自己の存在が不安定であり、怒りを抑えることが難しく、自殺の行動、自傷行為をします。
浪費や性行為を含む激しい行動をします。
慢性的にむなしさを感じます。
妄想様観念または解離性症状があります。
本人は正常だと思っていることが多いです。


演技性人格障害

自分が注目されることを強く望んでいる。
不適切なほど性的で誘惑的な行動や服装をする。
感情が素早く変化します。
過度に印象的な会話ですが内容のない話をする,大げさで芝居がかった情緒表現をします。
過度に影響を受けやすい。
対人関係を実際以上に親密とみます。


自己愛性人格障害

自己の重要性に関する誇大な感覚がある。
成功、才気、美しさに強く囚われている。
過剰な称賛を求め、特権意識を持つ、他者を不当に利用する、嫉妬深い。



○クラスターC群
不安や恐怖心が強い性質を持つ。周りの評価が気になりそれがストレスとなる性向がある。


回避性人格障害

批判や拒絶を恐れるため対人関係を回避します。
好かれていると確信できなければ、人と関係を持とうとしません。
恥をかかされる事、または馬鹿にされることを恐れるため、親密な中にも遠慮をします。
自分自身が不適切であるという感覚があります。
劣等感が強くあります。
恥ずかしいことになると思い何か新しい活動に取り掛かることに異常なほど引っ込み思案になります。


依存性人格障害

他者からのあり余る助言と保証がなければ物事を決定できない。
自分のほとんどの生活を他者に責任を持ってもらうことを必要とします。
支持を失うことを恐れるため、他人の意見に反対する事が困難です
自信がないため自分で行動することが困難です。
他人からの支持を得るために不快なことまで自ら進んでやってしまいます。
他者の助けなしに物事を行う自信がないため、一人になると無力感を抱きます。
親密な関係が終わってしまうと、新しい関係を必死で探します。
自分が世話をされず放っておかれるという恐怖にとらわれています。


強迫性人格障害

活動の主要点が分からなくなるほど規則や細かいことにとらわれます。
課題の達成を妨げるような完全主義を示します。
娯楽や友人関係を犠牲にしても仕事にのめりこみます。
道徳に関して融通が利きません。
価値のないものも捨てることができません。
他者が自分のやり方に従わない限り、仕事を任せられません。
ケチといわれるほどのお金の使い方をします。
硬さと頑固さを示します。


以上の3種類のクラスターの分類と各人格障害を解説させていただきました。
正確には精神分析をしていただくことで診断が可能になります。

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